化学物質過敏症関係その5

http://d.hatena.ne.jp/toinami/20040715#p2
http://d.hatena.ne.jp/toinami/20040716
に書いたことについて
id:hiepita さんの、http://d.hatena.ne.jp/hiepita/20040719#p1 でも言及されました。基本的な部分に対する考えは変わらないと思います。
(ちなみに私も医療関係者ではありません)

意見が違うと言うか、私がほとんど言及しないのは、「○○商法」に関してと「北里研究所」。……だって本を見たわけではないし(^^;
*
それでも北里研究所の診断に疑問が残らないわけでは有りません。
詳しいことは、
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4700
内のリンク、
http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=5296&hou_id=4700 (PDFファイル)
を見ると、

  • 「北里研究所」の医師が「本態性多種化学物質過敏状態」だと診断している
  • 診断基準は別の医師にも知らされて、再度条件に合致しているか判定されている

と読めるわけですが、現時点での判断では

本態性多種化学物質過敏状態と診断された者の中には、様々な状態の患者が混在し、均一な集団ではなく、今回の結果からは、ごく微量(指針値の半分以下)のホルムアルデヒドの曝露と被験者の症状誘発との間に関連はみいだせなかった。

と言う結果が出ているわけです。
まだホルムアルデヒドと偽薬だけでの検査なので、他の化学物質に過敏に反応するのかもしれません。けれども、現時点では(化学物質過敏症と言う)診断内容が正しいと言う根拠は無いのが実状です。