Final Fantasy XII 取りあえず完了:感想

全般的には面白いゲームだったんじゃないかな。ゲーム本体+アルティマニア2冊購入するくらいのお金を掛けるのに躊躇はないボリュームはある。
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プレイ時間145時間。まあアルティマニアを手に寄り道していたのでしょうが無いが、正直言って長すぎるだろう(苦笑)。大体のRPGは60〜80時間、おまけを考慮して100くらいだったのが、それをだいぶん越えたな。クリアするだけなら100もかからないのは変わりないが…。
これだけの時間プレイしていても、召喚獣ゾディアークや、オメガmk2、モブのキングベヒーモスとヤズマットなど、数体のモンスターが撃破できずじまいになっている。
これで更に釣りをやれと言われても無理だな。(ロトの剣みたいなのが入手できない)

システム面

ガンビット

ガンビットなんかはそれなりに良いかもしれない。ドラクエのAI戦みたいなアホさはほとんどなく、システマチックに行動が決まるし、自分がやりたいように手動にもできる。ただまぁ、ストーリーが進まないと入手できないとか、個数制限が結構厳しいとかはあるな。

「宝箱」

宝箱はいくつかの物を除き、出るかでないか判らない宝箱・「何回でも取れる(可能性がある)」宝箱・「毎回中身が違う(可能性のある)」宝箱、と言うのが、やり込みという観点から言えばすごいのだけど、通常プレイとしては鬱陶しい。あるかないかはっきりしろ。入手できる物は入手させてくれ、という感じか。

「武器防具」

身も蓋もないけど、特色をつけるのに失敗しているような気がする。
確かにナイフは攻撃が早いし、銃は攻撃力自体は低くてゲージも遅いけど防御力を無視して大ダメージとか、確かにそう言う点があるにはある。しかし結局はライセンス覚えきる終盤に「最強装備」していたら意味がない。
やはり「ジョブ」が無く、装備制限がライセンスのみに限定されてしまうので、なんかこう、杖やナイフのような物を装備する意義がないというか……。ちょっと残念。

「魔法」

回復魔法とヘイストなどはよく使うが、他の魔法はあまり出番がない。攻撃魔法ですら、一部ボスやレアモンスターなどが物理攻撃完全防御したときくらいしか使わなかったしな。これもジョブが無いせいであまり制約がないからだろうか。
代わりに、意外とブラインやサイレスが効くボスが多くて、装備品のインディゴ藍と共にちょっとだけ活躍の場を広げたのは良い感じ。RPGでは「大抵のボスキャラには状態異常不可」と言うものあるが、(そりゃまあ効かないボスも多いが)戦略が広がるし。

ミストナック」&「召喚獣

えーと? ミストナックはLV10〜20くらいの頃はよく使っていたけど、中盤以降はほぼ使わない。召喚獣に至っては、シナリオ上必要だから呼んだ、と言うくらいな物だ。ちょっとひどい扱い。

グラフィック

さすがシリーズ最新作、と言うところか。イベントムービーはかなりのもの。
逆に綺麗じゃないところと言えば(特にヴァンの)顔の薄汚れた感じは、そうやって作ったせいなのか、ポリゴン削れるところを削ったせいなのか、いまいち判らないところが微妙だが(苦笑)

ストーリー

ヴァンの存在意義無くない?
アーシェとバルフレア、バッシュが話の中核であって、後はおまけ。

ネーミング

これは悪い点になるのだけど

と、男系は皆「va」or「ba」で始まる名前である。非常にネーミングセンスを疑う。女性含めても「パンネロ「フラン」とハ行とその濁音半濁音から始まる名前に固まっている。アーシェ以外全員だ。
おかしくないか。と言うか、開発陣は誰もおかしいとは思わないのか? これだけ同じような名前つけておいて。太郎さんと太助さんと大輔さんが一緒にいる感じ(意味不明)

今後の希望?

DSで続編が出るらしいけど、どうなんだろう。ヴァンとパンネロが主人公決定らしいが……。
一応は購入予定としておくか。